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2020年、コロナ禍真っ只中。
世間が鬱屈していて、自分もいまだtktk不振の長いトンネルから抜け出せぬ状態。
VIPツクスレへの閉塞感と不信感が自分の中で渦巻いていた時、TwitterでVIPツクスレ外での祭りが開催される話を聞いて、自分はその時「何か」を感じた。
それはVIPツクスレ祭りとは比べものにならない小さな規模の祭りだったが、そこに惹かれる何かがあり、参加を決意した作品である。
初のツクスレ外祭りへの参加ということもあり、そんなすぐにVIPツクスレと関係の無いストーリーが思いつくはずもなく、長いVIPツクスレ生活の中で多少暖めてきた自キャラたちのお話を出すこととなった。
VIPツクスレで最初に作ったオリキャラを主軸に、初見にもわかるような範囲で多少VIPRPGから設定を借りながら、かつて実現できなかった話の続きを造り上げたもの。長らくVIPRPGに甘えてきた自分がそれに頼らずどこまでできるか、自身の作品が外の世界で通用するのかということへの挑戦であったし、逆にツクスレで培ったものを世の中に示す意味合いもあったので、そんな両方の要素を盛り込んだ作品になった。
作品としては凡庸に終わったのかもしれないが、端から結果は度外視していたし、それよりも重要な収穫を得られたことは間違いない。
一つの目標に向けて、限られた時間の中で最大限に可能な要素を盛り込んだゲームを作る。忘れかけていた祭りに参加する事への楽しさを、図らずしもVIPツクスレを離れて再認識させられたという極めて意味のある経験だったのかもしれない。
この作品のタイトルの通り、自分は確かにこれに再起への光を見たのである。
